「任意整理」に関するお役立ち情報
任意整理で借金問題を解決するまでの期間
1 弁護士に依頼してから和解が成立するまでの流れ
任意整理を弁護士に依頼した場合、どのように手続きが進み、どれくらいの時間を要するかについて説明いたします。
まず、弁護士がそれぞれの債権者に対して受任通知を送付することで、債務者から任意整理の依頼を受けたことを通知します。
そうすると、おおむね1週間程度で、債権者からの催促が基本的には止まります。
そして、受任通知を送付した後は、債権者に対する返済を中断し、代わりに弁護士費用として、月々支払っていくことができる金額を弁護士の預り金口座に積み立てていきます。
弁護士費用の積立てをしている間に、弁護士が債権者からこれまでの取引履歴を取り寄せ、正確な債務総額を調査します。
積立てが完了しますと、弁護士がそれぞれの債権者と交渉し、月々の支払い金額や支払い期間等について合意を得ていきます。
一般的に、任意整理では、利息をカットしてもらったり3年~5年の長期返済の合意をしたりすることによって、月々の返済額を減らすことができます。
任意整理の対象とするすべての債権者と和解が成立した後、合意した内容に従ってそれぞれの債権者に対して支払いをしていくことになります。
2 任意整理にかかる期間
任意整理にかかる期間としては、弁護士に依頼してから費用の積立てが完了するまでの期間と、費用の積立てが完了してから弁護士が債権者と交渉をし、和解が成立するまでの2つの期間に分けられます。
まず、弁護士へ依頼後、費用の積立てが完了するまでの期間ですが、これは、各事務所が定める弁護士費用の金額や、月々いくらまでなら支払いが可能なのかといった個別の事情によっても異なります。
もっとも、積立てが完了するまでの期間が長ければ長いほど、債権者から裁判を起こされるなどのリスクが高まりますので、目安としては半年くらいが考えられます。
そして、弁護士による債権者への交渉から和解成立までの期間としては、およそ1か月から2か月ほどかかります。
事案によっては、これより長期になる場合もありますし、より良い交渉を行うために、より短くなる場合も当然あります。
3 借金問題でお困りの方は当法人までご相談ください
借金が増えて、月々の返済額が多くなってしまい困っているなど、借金問題でお困りの方は、当法人までお気軽にご相談ください。
借金の案件を集中的に取り扱う弁護士が、お客様の状況をお伺いし、お客様にとって最適だと考えられる方法をご提案させていただきます。