交通事故の示談交渉

交通事故の賠償金の話になると、よく「示談」という言葉を耳にするかと思われます。

この「示談」という言葉は、実は、厳格な法律用語ではなく、「民事上の紛争を法律上の手段をとることなく、当事者の話し合いや第三者の仲介により解決して、互いに争いのない状態にしたことを確認する行為」を広く呼ぶ言葉として用いられています。

「示談」と似た用語として、「和解」、「調停」、「仲裁」などがありますが、これらは厳密には異なりますので、混同しないように注意してください。

交通事故の示談交渉においては、主として、賠償金の金額の交渉を行います。

交通事故の賠償金には、治療費、交通費、休業損害、慰謝料など、様々な損害に対するものが含まれます。

自分の被った損害が加害者側に請求できるようなものなのか気になる方は、一度弁護士に相談をしてみる事をおすすめいたします。

交通事故の相手方が任意保険に加入をしていれば、任意保険会社の担当者を相手に交渉することになり、相手方が任意保険に加入をしていなかった場合は、相手方本人と交渉を行うことになります。

示談交渉は、弁護士に依頼をせずに、被害者の方がご自身で行うこともできます。

もっとも、交渉の相手方が任意保険会社の担当者の場合、相手は交通事故に精通したプロですので、生半可な知識では上手く交渉ができず、適切な賠償金を受け取ることが出来なくなってしまう危険性があります。

そのため、交通事故の示談交渉を行う際には、弁護士に依頼をした方がよさそうな案件か否かという点を含めて、事前に弁護士に相談をしてみることをおすすめいたします。

当法人では、交通事故被害のご相談は原則無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。